イチゴの親と子

既にある品種を掛け合わせることによって、新しいイチゴが次々と生まれています。親となるイチゴと子として誕生したイチゴのいくつかを、ピックアップしてみました。

■「久能早生」×「女峰」=「章姫」

・章姫 … 大粒の長い円錐型で、真っ赤に熟す。酸味が少なく甘味が強い。特に冬や早春には甘味が増す。
・久能早生 … 細長い形。果実は若干硬い。強い酸味がある。
・女峰 … 赤色が濃く円錐型で、カット面がキレイ。実に締りがあり、日持ちする。甘味と酸味のバランスが良く、デザートなどに使われることが多い。

■「はるのか×ダナー」×「麗紅」=「女峰」

・はるのか … 日持ちが悪く、春先から品質が劣る。ウドン粉病にかかりやすい。
・ダナー … 昭和25年にアメリカから上陸した品種。甘味・酸味・香りのバランスが良い。
・麗紅 … 粒が大きく円錐形。光沢ある鮮やかな赤色。甘味・酸味ともに強い。

■「とよのか」×「アイベリー」=さちのか

・さちのか … 色は濃い赤で紡錘形。大粒で緻密な果肉をしている。甘味と香りが高く、日持ちも良い。他のイチゴよりもビタミンCが豊富。
・とよのか … 大粒で丸みのある円錐形。光沢ある鮮やかな赤色。香りが豊かで程よい酸味があり、果汁が多い。生産量は減少傾向にあるとされる。
・アイベリー … 極めて大きな果実が特徴的で、イチゴの中でも最も大きい。甘味と酸味のバランスが良く、濃厚でコクがある。栽培が難しいため生産量が減り、幻になりつつあるとか…。

■「さちのか」×「章姫」=「紅ほっぺ」

・紅ほっぺ … とてもキレイな外見。大粒の長円錐形。食感が良くて甘さが強く、コクがある味わい。

アイベリーのように幻になってしまうイチゴがあっても、その特徴を子が受け継いでいってくれることを期待します。

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