戻せないし戻れない

仕事をしていると、「戻ってきて欲しい」「戻したい」「戻りたい」と思うことがよくあります。

戻りたいと思うのは、間違えてコピーしてしまったとき。時間に余裕があるときならまだしも、切羽詰っているときはさらに切羽詰り、パニック状態になってしまいます。パニックになると、また余計なことをしでかしていつも以上に手間取ってしまうんですよね。

ボーナスが減ってしまったときは、ボーナスが十分にあった頃に戻りたい。減っただけじゃなく、すっかり無くなってしまったとなれば、少しでもボーナスをもらえていた頃に戻りたいと強く思います。

なぜでしょうね。予定がある日に限って、残業を頼まれてしまうのは。残業を頼まれたとき「今ならまだ間に合う。断れ。この後、どうしても外せない予定があるんですと…」と、頭の中で何度も自分に言います。でも口から出る言葉は「わかりました」と正反対のもの。そこでわかってしまったらダメなのに。

何が何でもその日のうちにどうにかしないといけない仕事があるときは、まだ仕方ないと諦められます。でもそうじゃないときは、イエスの返事をする前に時間を戻したいと思います。時間を戻せたところで、違う返事ができるとは限りませんが。

戻りたいし戻したりし、出来ることなら戻ってきて欲しい。そう強く思うのは、メールを誤って送ってしまったときです。「あっ」と思ったときには、もう手遅れ。送信ボタンを押す前に戻ることもできなければ、戻すこともできません。どんなに「おーい」と呼んでも電波に乗ったメールは戻って来てくれないし、「待ってくれ」と頼み込んでも聞く耳を持ってはくれません。

それは、データの保存を忘れてしまったときも同じ。「あっ」と思った瞬間に、この世から消滅してしまったデータ。今まで何度繰り返してきたことでしょう。

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